Maximum quantity allowed is 999
注文本数を選んでください。
ジメチル(2-ピリジル)シリル化合物 / Dimethyl(2-pyridyl)silyl Compounds
No.120(2003/10発行)

1,2は,様々なカップリング反応のプラットフォームとして利用可能なジメチル(2-ピリジル)シリル化合物で,吉田らによってその有用性が報告されています。例えば,1にトリブチルスタンニル基を導入した後,スティル反応,檜山反応を連続して行うことにより,ジアリールメタン3を得ることができます1)。2はヘック反応,檜山反応を組み合わせることで,多置換オレフィン4が得られます2)。その他にアルコール3)やシクロペンテノン4)などの合成に利用されています。また,ジメチル(2-ピリジル)シリル基をフェーズタグとして利用する試みも行われており,図のように酸塩基抽出により,目的物を容易に分離,精製することが可能です5)。

文献
- 1)Synthesis of diarylmethanes
- 2)2-Pyridyldimethyl(vinyl)silane as a versatile platform for olefin synthesis
- 3)(2-Pyridyldimethylsilyl)methyl lithium as a novel hydroxymethylating reagent
- 4)Synthesis of cyclopentenones
- 5)Dual role of 2-pyridyldimethylsilyl group as a directing group and as a phase tag
- 6)Reviews
掲載されている情報は,ご覧の「TCIメール」発行当時のものです。ご注文の際には最新情報をご覧ください。
また,地域等によって販売製品が異なります。製品詳細ページが表示されない場合は,販売は行っておりませんのでご了承ください。
また,地域等によって販売製品が異なります。製品詳細ページが表示されない場合は,販売は行っておりませんのでご了承ください。