グリセロールは代表的な3価のアルコールで,リン脂質,糖脂質などの構成成分として天然に広く存在し,界面活性剤や乳化剤の親水性成分原料として食品,化粧品,医薬品などに汎用されています1)。
1,2および3はグリセロールの水酸基の一部を保護したもので,位置選択的な誘導体化が可能です。例えば,1をトシラート4と反応させた後,還元的に脱保護を行い,キラルprim-secグリセロールダイマーが得られます1)。また,1は脂肪族ポリエーテルデンドリマー2),2はクラウンエーテル誘導体3)のビルディングブロックとして用いられています。水酸基の保護基として最も汎用性の高いベンジル基を有する本品1,2および3は,グリセロール誘導体を合成するための“キー化合物”として多方面で利用されています。
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グリセロール誘導体 / O-Protected Glycerols
No.115(2002/07発行)

文献
- 1)Original synthesis of linear, branched and cyclic oligoglycerol standards
- 2)Synthesis and surface functionalization of aliphatic polyether dendrons
- 3)Nucleophilic opening of bis-epoxides
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