Maximum quantity allowed is 999
注文本数を選んでください。
![]() |
TCI Fine Chemical News TCIファインケミカルニュース 2021年3月号 |
TCIファインケミカルニュースでは,東京化成工業のファインケミカル分野における様々なトピックスをお届けします。今回は一例として,プロセス開発についてご紹介します。 |
原料の滴下順変更による転化率の向上小スケールでは実施できる操作でも,量産スケールでは困難な場合があります。プロセス開発では,その量産スケールを想定した製造操作を確立することが求められます。リチウムアミドを用いる反応では,アミンとブチルリチウムからリチウムアミドを調製し,滴下等で仕込むことが一般的です。しかし,量産スケールにおいては,調製の際に吸湿や熱による分解が起き,転化率が下がる傾向が見られます。そこで,原料とアミンを先に仕込み,ここへブチルリチウムを滴下することで転化率の向上を達成しました。 |
A法: 一般的な方法 (リチウムアミド調製の際に吸湿や熱による分解が起き,転化率が下がる傾向) ![]() |
B法:改良法(弊社実績における一例) (原料・アミンを先に仕込み,ブチルリチウムを後から滴下することで転化率の向上を達成) ![]() |
小スケールにおいてはA法が一般的ですが,B法を用いた方が活性種の分解を抑え,収率が向上する例があります。またB法はA法と比べて反応器の数が減るため,作業工程数が抑えられ,コストダウンにもつながります。 皆様もお悩みの工程がございましたら,是非東京化成工業にご相談ください。 |
東京化成工業の技術力はこちら 東京化成工業の製造設備についてはこちら |
![]() |
東京化成工業のブチルリチウムは一味違う?
東京化成工業では,空気や水分に敏感な試薬を外気から守り,安全に実験を行っていただくため,独自のセプタムキャップ“DualSeal”を導入しています。二重 (Dual) キャップ構造が穿刺後も密閉性(Seal)を保ち,酸素や水分の侵入を防ぎます。 |
TCIファインケミカルニュースに興味をお持ちの同僚の方に、本メールマガジンをぜひ転送ください。 同僚の方がTCIファインケミカルニュースの定期購読を新規にご希望の際は、以下のフォームよりお申し込みください。 » TCIファインケミカルニュース配信登録フォーム |
お問合せ先<化成品部>TEL: 03-5651-5171 |