「TCIニュース」は、試験・研究用試薬をお使いの皆さまに、新製品情報やその他、お役立ち情報をお届けします。
今号は、以下の情報などのご紹介です。
- 新しいフッ素化反応試薬: 梅本試薬IV・NFBB
- gem-二置換シクロプロパン合成用試薬
- トリフェニルアンチモンを触媒として用いた酸化反応
- Pd2(dba)3とtBu3P·HBF4を用いるBuchwald-Hartwigアミノ化反応
- TCIメール最新号

新しいフッ素化反応試薬: 梅本試薬IV・NFBB
梅本試薬IV [T4082]は、様々な化合物にトリフルオロメチル基を導入するために設計された試薬です。梅本試薬IVは2つのトリフルオロメトキシ基の電子的効果により、梅本試薬Iや梅本試薬IIなどの従来のトリフルオロメチル化剤よりも高い反応性を示します。また、大気中でも取り扱い易い安定な固体で、吸湿性もありません。NFBB [F1345]は、嵩高いtert-ブチル基によって立体的に保護され、強塩基による分解を抑えるように設計されたフッ素化剤です。反応系中で発生するスルホンイミドアニオンは脱プロトン化剤として機能するため、活性メチレン化合物のフッ素化に必要な塩基の使用量は触媒量にまで低減できます。

gem-二置換シクロプロパン合成用試薬
シクロプロパン-1,1-ジボロン酸ビス(ピナコール) [C3706]はアリールブロミドと鈴木-宮浦カップリングさせることで、第三級アリールシクロプロピルボロン酸ピナコールエステルを合成できます。また、アリール部位がフェニル基の場合は、ピナコールボロン酸エステル部位をフッ化水素カリウムでトリフルオロボラート塩へと変換させた後、再度鈴木-宮浦カップリングを行うことで、gem-二置換シクロプロパンの合成が可能です。
TCI反応実例:トリフェニルアンチモンを触媒として用いた酸化反応
トリフェニルアンチモン [T0476]が触媒する、フロインからフリルへの空気酸化反応をご紹介します。
TCI反応実例:Pd2(dba)3とtBu3P·HBF4を用いるBuchwald-Hartwigアミノ化反応
Pd2(dba)3 [T2184]とtBu3P·HBF4 [T2584]を触媒とした、ジフェニルアミンと4-クロロアニソール間のBuchwald-Hartwigクロスカップリングによる、4-メトキシトリフェニルアミンの合成をご紹介します。
TCIメール最新号:寄稿論文、製品紹介
TCIメール最新号 No.193では、京都大学のタンガヴェル ヴァイジャヤンテイ特定研究員、ナマシヴァヤム ガネーシュ パンディアン准教授、杉山 弘特任教授による寄稿論文、高知工科大学の西脇 永敏教授による「My Familiar Compound Family ― ニトロ化合物 ―」を掲載しています。今号の製品紹介は、
になります。
ケムステ記事ピックアップ
今号のケムステ記事ピックアップでは、「二光子吸収 two photon absorption」を紹介します。学会・展示会 出展情報
FAQ・お問合せ先
FAQ(よくあるご質問)
製品に関するご質問
TEL:03-5640-8857 FAX:03-5640-8868
ご注文に関するご質問
弊社取扱店までお問い合わせください。
在庫・納期に関するご質問
<営業部> TEL: 03-3668-0489 FAX: 03-3668-0520
» Sales-JP@TCIchemicals.com
<大阪営業部> TEL: 06-6228-1155 FAX: 06-6228-1158
» osaka-s@TCIchemicals.com
» お問い合わせフォーム
メールマガジン「TCIニュース」に関するご質問
<マーケティング室>TEL:03-5640-8858
» TCIeNewsletter@TCIchemicals.com
» メールマガジン「TCIニュース」のバックナンバーはこちら
<大阪営業部> TEL: 06-6228-1155 FAX: 06-6228-1158
» osaka-s@TCIchemicals.com
» お問い合わせフォーム
メールマガジン「TCIニュース」に関するご質問
<マーケティング室>TEL:03-5640-8858
» TCIeNewsletter@TCIchemicals.com
» メールマガジン「TCIニュース」のバックナンバーはこちら