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TCI反応実例:PyFluorを用いた、アルコールの脱酸素的フッ素化反応

PyFluorを用いた、2,3-O-イソプロピリデン-D-リボノラクトンの水酸基を脱酸素的フッ素化する反応をご紹介いたします。

TCI反応実例:PyFluorを用いた、アルコールのフッ素化反応

使用した化学品

実施手順

2,3-O-イソプロピリデン-D-リボノラクトン (500 mg, 2.66 mmol)とDBU (0.79 mL, 5.31 mmol)のトルエン (3.0 mL)溶液にPyFluor (513 mg, 3.19 mmol)のトルエン (3.6 mL)溶液を氷水浴下で加え、室温まで昇温して1日間撹拌した。水 (10 mL)を加えて反応を停止し、水層を酢酸エチル (3 x 5 mL)で抽出した。有機層を合わせ、飽和塩化アンモニウム水溶液、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。有機層をろ過し、減圧濃縮して得られた粗生成物を中圧分取シリカゲルクロマトグラフィー (酢酸エチル:ヘキサン = 0:100 - 15:85)で精製すると、フッ素化体1 (309 mg, 収率61%)が白色固体として得られた。

実施者コメント

反応溶液はTLC (ヘキサン:酢酸エチル = 2:1, Rf = 0.33)でモニタリングした。
PyFluorは融点が26 °Cであるため、湯煎等の加熱融解後に秤量すると試薬瓶から量り取りやすかった。

分析データ

フッ素化体 1

1H NMR (270 MHz, DMSO-d6); δ 4.94-4.74 (m, 4H), 4.64 (ddd, J = 3.0, 10.8, 27.8 Hz, 1H), 1.37 (s, 3H), 1.33 (s, 3H).

先行文献

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