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TCI反応実例:角田試薬を用いた光延反応
角田試薬を用いた光延反応による、3,4-ジヒドロ-7-ヒドロキシ-2(1H)-キノリノンと4-(2-ヒドロキシエチル)モルホリンからのエーテル合成をご紹介します。
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使用した化学品
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実施手順
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3,4-ジヒドロ-7-ヒドロキシ-2(1H)-キノリノン (500 mg, 3.1 mmol)と4-(2-ヒドロキシエチル)モルホリン (0.45 mL, 3.7 mmol, 1.2 eq.)のトルエン (15 mL)溶液に、角田試薬 (1.0 mL, 3.8 mmol, 1.25 eq.)を室温で加え、100 °Cで3時間撹拌した。反応溶液を減圧濃縮し、粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー (ジクロロメタン:メタノール = 1:0 - 10:1)で精製すると、1 (790 mg, 収率93%)が白色結晶として得られた。
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実施者コメント
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反応溶液はUPLCでモニタリングした。
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分析データ
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化合物 1
1H NMR (270 MHz, DMSO-d6); δ 9.97 (s, 1H), 7.41 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 6.49 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.43 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 4.00 (t, J = 5.7 Hz, 2H), 3.59-3.55 (m, 4H), 2.78 (t, J = 7.3 Hz, 2H), 2.65 (t, J = 5.7 Hz, 2H), 2.46-2.33 (m, 6H).
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先行文献
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- Acetylcholinesterase Inhibition of Diversely Functionalized Quinolinones for Alzheimer’s Disease Therapy