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ケラタン硫酸分解酵素 ケラタナーゼII
ケラタン硫酸はグリコサミノグリカンの一種で、プロテオグリカンの重要な構成成分として知られている硫酸化多糖です。目の角膜や関節、皮膚などの組織に存在し、これらの組織で重要な働きをしています。また、筋肉や肺の疾患への関与が報告されており、幹細胞マーカーとしても注目されています1)。
ケラタナーゼIIはBacillus circulans由来の遺伝子を大腸菌にて発現させたリコンビナント酵素で、ケラタン硫酸に特異的に作用し、N-アセチルグルコサミン (GlcNAc) とガラクトース (Gal) の間のβ1-3結合を加水分解します。酵素の認識にはGlcNAcの6位が硫酸化されていることが必須で、Galが硫酸化されているかには関係なく作用します2)。
図. ケラタン硫酸に対するケラタナーゼIIの作用
ケラタナーゼIIは関西医科大学からのライセンスを受けて製品化したものです。
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引用文献
- 1) Keratan sulfate, a complex glycosaminoglycan with unique functional capability
- 2) Purification, Characterization, and Molecular Cloning of a Novel Keratan Sulfate Hydrolase, Endo-β-N-acetylglucosaminidase, from Bacillus circulans