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3次元印刷に利用可能な光重合開始剤
ジフェニル(2,4,6-トリメチルベンゾイル)ホスフィンオキシド (= DPTBP)は、紫外光に加えて420 nm付近までの可視光でもラジカル発生させることが可能な光重合開始剤でありながら、可視光の吸収領域は狭いためほぼ無色であるという特長があります1)。そのため、ステレオリソグラフィーに用いることで、透明な物体を造形することが可能となります。例えば、モノマーとしてペンタエリトリトールテトラアクリラート (= PETA)、1,6-ヘキサンジオールジアクリラート (= HDODA)を用いたDPTBP/PETA/HDODA混合の光硬化性樹脂は、優れた機械特性と透明性を兼ね備えることが報告されています1)。また、DPTBPは石英ガラスの3次元印刷にも利用されています2)。
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- 1,6-ヘキサンジオールジアクリラート (= HDODA)
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引用文献
- 1) A visible light-curable yet visible wavelength-transparent resin for stereolithography 3D printing
- 2) Three-dimensional printing of transparent fused silica glass