システムメンテナンスのお知らせ 2025年6月8日(日) 午前7:30 ~ 11:00:当時間帯は当ウェブサイトがご利用いただけません。ご不便をおかけして申し訳ありませんがご理解のほどよろしくお願いいたします。
HPMCカプセル試薬トライアルキャンペーン|募集中新設・移設研究室サポートプログラム|キャップ天面の二次元コードで製品書類簡単取得|[製品ハイライト] エネルギー貯蔵材料の開発に… |◆TCIウェブサイトのご案内◆|※ その他のお知らせ・更新情報(2025.5.27更新)
Maximum quantity allowed is 999
注文本数を選んでください。
製品情報 > 今週のTCIトピックス > 今週のTCIトピックス 2019年 >
電解還元によるナトリウムかつアンモニアフリーなBirch還元
Birch還元は芳香環を水素化する反応ですが,液体アンモニアおよびアルカリ金属の使用や低温条件,後処理時に発生する水素ガスなど,スケールアップするには困難を伴います。一方,Baranらは,芳香環化合物に臭化リチウム,トリピロリジノホスフィンオキシド(TPPA)および1,3-ジメチル尿素(DMU)を加え,陽極にマグネシウム,陰極に亜鉛めっき鋼線として電流を流すと,良好な収率で1,4-ジエンが得られることを見出しました。この反応は基質汎用性が高く,また,ベンジル基の除去やエポキシドの開環反応にも適用できます。さらに,フロー合成によるBirch還元反応のスケールアップでも同程度の収率で1,4-ジエンが得られます。そのため,本反応はラボスケールや工業規模でのBirch還元反応への使用が期待されます。
Related Products
文献
- Scalable and safe synthetic organic electroreduction inspired by Li-ion battery chemistry