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がん幹細胞を抑制する抗腫瘍性ファイトケミカル

ナパブカシンは,タベブイア属カシノイデス(Tabebuia cassinoides)の樹皮から見出されたナフトキノン骨格の化合物です1)。ヒト口腔類表皮がん由来のKB細胞を始め,様々な腫瘍細胞株に対して細胞毒性を示すことが報告されています1-4)。またナパブカシンは,シグナル伝達兼転写活性化因子STAT3による遺伝子転写を阻害することで,様々なタイプのがんから単離したがん幹細胞を死滅させられることが明らかになっています。ナパブカシンはマウスにおいてがんの再発や転移を効果的に抑制する作用があることから,がんの再発や転移に対する治療法の開発に繋がることが期待されています5)

A3110

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ナパブカシン

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