タンパク質の抽出や分析において,SDSやLDSなどの界面活性剤,尿素やグアニジンといった変性剤などを用いてタンパク質を可溶化させます。しかしながら,これらの化合物はタンパク質と強く結合するため,タンパク質の精製やリフォールディングが困難になる場合があります。
分子内にカチオンとアニオンを持つ両親媒性の低分子化合物である3-[(2-ヒドロキシエチル)ジメチルアンモニオ]プロパン-1-スルホナート(NDSB 211),3-(1-ピリジノ)プロパンスルホン酸(NDSB 201),3-(4-tert-ブチル-1-ピリジニオ)プロパンスルホン酸(NDSB 256-4T)は非界面活性型スルホベタイン(NDSB)と呼ばれ,一般的な界面活性剤とは異なる性質を示します。NDSBは疎水性部位が小さいためミセルを形成せず,タンパク質と穏やかに結合を形成して可溶化させます。また,熱や酸による変性からのタンパク質の保護,タンパク質の凝集防止,タンパク質のリフォールディング促進,膜タンパク質の抽出促進の効果が報告されています。
システム復旧のお知らせ:システムメンテナンスが完了しました。完了予定時間を超過しご迷惑をおかけしてしまいましたこと、深くお詫び申し上げます。
東京化成化学振興財団が2026年度助成金募集を開始|HPMCカプセル試薬トライアルキャンペーン|募集中新設・移設研究室サポートプログラム|キャップ天面の二次元コードで製品書類簡単取得| [製品ハイライト] 眼圧降下作用のある… |◆TCIウェブサイトのご案内◆|※ その他のお知らせ・更新情報(2025.7.14更新)