NF-κB(nuclear factor kappa B)は,1986年にD. Baltimoreらによって発見された1)遺伝子の発現を調節する細胞内のタンパク質複合体です。NF-κB は通常IκB(Inhibitor κB)と複合体を形成した不活性化状態で細胞質内に局在しています。細胞外シグナルにより活性化されたIKK (IκBキナーゼ)はIκBαをリン酸化し,次いでプロテアソームによってIκBαは分解されます。これによりNF-κBは核内移行して,炎症免疫応答関連分子やアポトーシス抑制分子,細胞増殖抑制分子などの発現を誘導します2)。
BAY 11-7082はIKKによるIκBαのリン酸化を阻害する小分子です3)。NF-κBの活性化を阻害することから,がんや炎症性疾患,ウイルス感染などの研究に利用されています4-7)。
システムメンテナンスのお知らせ 2025年7月5日(土) 午前12:00 ~ 7月7日(月) 午前6:00:当時間帯は当ウェブサイトがご利用いただけません。ご不便をおかけして申し訳ありませんがご理解のほどよろしくお願いいたします。
東京化成化学振興財団が2026年度助成金募集を開始|HPMCカプセル試薬トライアルキャンペーン|募集中新設・移設研究室サポートプログラム|キャップ天面の二次元コードで製品書類簡単取得|[製品ハイライト] 糖鎖末端のシアル酸を… |◆TCIウェブサイトのご案内◆|※ その他のお知らせ・更新情報(2025.7.1更新)