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ケトイミナトコバルト(II)錯体を用いた不斉還元
向山,山田らにより開発されたケトイミナトコバルト(II)錯体((R)-MPAC , (S)-MPAC , (R)-AMAC , (S)-AMAC )は,不斉還元に用いる触媒としての有用性が報告されています。この触媒を用いる不斉還元反応では,還元剤として広く用いられている水素化ほう素ナトリウムを利用することができます。そして,温和な条件下で反応が進行するため,この反応は簡便かつ経済的な不斉還元反応として注目されています。これらの錯体はケトン,イミン,α,β-不飽和アミド,1,3-ジケトン,β-オキシカルボン酸などの不斉還元に用いられ,高い不斉収率で光学活性アルコール,アミン類を得ることができます。