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ビスアミノイミノビナフトール配位子から調製される亜鉛三核錯体を用いる不斉ヨードラクトン化反応
荒井らは,BINOL基に2つのキラルなアミノイミノ基が置換した(R)-3,3'-ビス[[[(1R,2R)-2-(イソインドリン-2-イル)-1,2-ジフェニルエチル]イミノ]メチル]-1,1'-ビ-2-ナフトール (1)を配位子として用いる,不斉ヨードラクトン化反応を報告しています。この反応では,配位子1と用いる金属塩の当量関係が反応の促進に重要であり,1当量の1に対し3当量の酢酸亜鉛を用いることで,ヨードラクトン化が高収率,高エナンチオ選択的に進行します。また,調製された1の亜鉛錯体のX線構造解析より,亜鉛三核錯体の形成が明らかにされています。
文献
- A trinuclear Zn3(OAc)4-3,3’-bis(aminoimino)–binaphthoxide complex for highly efficient catalytic asymmetric iodolactonization