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硫酸化ヒアルロン酸はFGF2，FGF1などの成長因子に対する保護作用が明らかになっており，再生医療・組織再生分野で硫酸化多糖代替え品としてはもちろん，今まで硫酸化多糖で実現できなかった分野での応用が期待されます。
TCIでは，ヒアルロン酸を硫酸化した硫酸化ヒアルロン酸をご提供しています。本マテリアルの硫酸化度は反応を調節することで制御可能です。TCIでは硫酸化度を調節した2種類の硫酸化ヒアルロン酸をご用意しております。
硫酸化ヒアルロン酸を用いたヒトiPS細胞の未分化培養
硫酸化ヒアルロン酸はフィーダー細胞フリーかつbFGFフリーの条件でヒトiPS細胞の
未分化性維持培養を可能にしています。
これらのデータは創価大学 西原祥子教授および三浦太一博士からご提供いただきました。
参考文献
- Highly sulfated hyaluronic acid maintains human induced pluripotent stem cells under feeder-free and bFGF-free conditions
硫酸化ヒアルロン酸のbFGF安定化効果
Low- and high- sulfated hyaluronic acid were individually added to bFGF and incubated at 37°C for 3 days,
followed by SDS-PAGE and image analysis to calculate the bFGF content.
高硫酸化ヒアルロン酸(High-sulfated)はヘパリンより高いbFGF保護効果を持つことを示しています。
関連製品
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸オリゴ糖: [GlcAβ(1-3)GlcNAcβ(1-4)]n-GlcAβ(1-3)GlcNAc
