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糖鎖技術研究所

糖鎖の実用化推進に貢献
糖鎖は細胞の分化や免疫応答などの多くの生命現象に関与し,癌やウイルス感染症などと密接に関係していることが先端の研究から明らかになってきていますが,そのような研究データを社会実装(実用化)として再現・拡大することはいまだに容易ではありません。その理由としては,糖鎖や糖鎖関連タンパク質などの供給体制が十分ではないことが挙げられます。
東京化成工業では,これまでに経産省やAMEDの開発プロジェクトに参画し,様々な開発活動を通して糖鎖の工場生産を可能としてきました。糖鎖の実用的な利用にむけてお客様と弊社とのWin-Winの関係構築ができればと考えております。
糖鎖技術研究所所長 松﨑 祐二
研究所の特色

糖鎖技術研究所は,糖鎖の化学合成を行う糖鎖合成グループ,糖鎖の天然物抽出・糖関連酵素・レクチンの開発を行う糖鎖生化学グループ,抗糖鎖抗体・糖鎖コンジュゲートの開発を行う抗体開発グループから構成されています。
有機合成とバイオテクノロジーの融合により糖鎖研究をサポートする基礎試薬の充実に加え,さらに付加価値の高いユニークな糖鎖関連製品やアプリケーションの拡充にも挑戦していきます。
実績製品・分野
主な活動実績
学会・展示会
- 第24回日本異種移植研究会(2022年2月26日開催) 学会優秀賞受賞: 「抗体を用いた非ヒト型糖鎖検出アプリケーション」 と題し、当研究所の糖鎖合成技術を生かした非ヒト型糖鎖の迅速検出法を発表
- 糖質学会,糖質科学コンソーシアムなど
- AMED開発プロジェクト
- バイオ医薬品の高度製造技術の開発(2018~20年度)
トピックス
- 高硫酸化ヒアルロン酸に新たな機能
- メディア掲載
- 月刊誌「PHARM TECH JAPAN」2023年1月1日号(じほう社発行)のNEWS TOPICSで取り上げられました。
- 2023年2月6日付「化学工業日報」で取り上げられました。東京化成工業、硫酸化ヒアルロン酸の用途拡大
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関連プレスリリース
放射線腸管障害の防護薬として有望 - 出血を誘発しない高硫酸化ヒアルロン酸の開発に成功 -
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構と東京化成工業の共同開発 (2022年3月16日 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構のウェブサイトに掲載)
- メディア掲載
最近の発表論文
- N. Ishii, C. Sunaga, K. Sano, C. Huang, K. Iino, Y. Matsuzaki, T. Suzuki, I. Matsuo, A New Fluorogenic Probe for the Detection of endo‐β‐N‐Acetylglucosaminidase, Chem. Bio. Chem. 2018, 19, 660.