アミノ酸は分子内にアミノ基とカルボキシル基を持つ化合物の総称で,一般的にはタンパク質やペプチドの構成要素であるα-アミノ酸を指します。グリシンを除くこれらアミノ酸には鏡像体であるD体とL体が存在しますが,生体内タンパク質を構成するアミノ酸は全てL体です。生体内タンパク質はアミノ酸がペプチド結合を介して縮合したもので,20種類のアミノ酸から10万種類にもおよぶタンパク質が生合成され,重要な役割を演じています。これらのアミノ酸は遊離の形でも生体内に存在し,重要な役割を担っています。また,生体内にはこれら以外のアミノ酸も見出されており,それぞれが興味深い生理機能を有していることも報告されています。さらに近年,D-アミノ酸の生理活性も見出されつつあります。
アミノ酸は他の化合物とも反応して多様な生理活性を持つ誘導体を作り出すことができ,甘味料,栄養剤,化粧品原料,界面活性剤,さらにはインスリンに代表される医薬品など,多様な化合物の合成に利用されています。これらの合成にはBoc体やFmoc体などのN-保護アミノ酸が汎用されています。以下に,タンパク質構成アミノ酸,生体修飾アミノ酸,非タンパク質構成アミノ酸,その保護体の一覧を示します。
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