高速液体クロマトグラフィー(HPLC)でイオン性試料を分析する場合は、イオン交換クロマトグラフィー、イオン対試薬を用いる逆相分配クロマトグラフィーが利用されています。最近ではイオン対試薬を用いる逆相分配クロマトグラフィーの利用が一般化されつつあります。イオン性試料は、移動相溶媒中のイオン対試薬とイオン対を形成して電気的に中性な物質となり、疎水性が増大して逆相用固定相に分配され、この系で分離できるようになります。
試料の検出にはUV、蛍光検出器が広く利用されています。そのためイオン対試薬自身にUV吸収や蛍光が無いことが求められます。イオン対用アルカンスルホン酸ナトリウム、第四級アンモニウム塩はUV吸収を厳密に一定値以下に押さえており、安心してHPLC分析にご利用いただけます。一方、試料が十分なUV吸収や蛍光を持っていない場合、蛍光イオン対試薬
IPA-DAS(製品コード:A5701)を用いることで高感度検出が可能です。
また、HPLCの検出器としてMSを組み込んだLC-MSが普及し、多方面で利用されています。一般的なイオン対試薬アルカンスルホン酸ナトリウムは不揮発性の結晶のため、インターフェースに固着するという問題点を有しています。IPC-PFFAシリーズは揮発性の高いイオン対試薬で、インターフェースを汚染することなく、連続してLC-MS分析が行えます。