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二官能性Horner-Wadsworth-Emmons試薬を用いたE体およびZ体選択的合成

 Horner-Wadsworth-Emmons試薬1は種々のアルデヒドやケトンと反応し,対応するE-α,β-不飽和N-メトキシ-N-メチルアミドを高収率で与えます1)。また,このアミド部位はWeinerb-Nahmアミドと呼ばれ,アルデヒドやケトンへの変換が容易に行えます。そのため1は有用な二官能性ビルディングブロックとして多用されています2)。一方,安藤はZ選択的なHorner-Wadsworth-Emmons試薬2を開発し,その有用性を報告しています3)。この2を用いた様々な応用例が報告されています4)

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