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CAS RN: | 製品コード: T3530
Tissue-Clearing Reagent TOMEI [for Plants]
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製品補足情報:
この製品は,東京理科大学の松永らにより開発された,植物を簡便かつ短時間に透明化できる手法「TOMEI」に用いる溶液です。調製済みですので,別途,固定液等を用意することで,簡便な操作で透明化処理できます。また共焦点顕微鏡において,より深部まで観察可能になります。
使用方法につきましては,本ページ下部にある「利用例」のタブあるいはリーフレットをご覧ください。
製品コード | T3530 |
等級 | SU |
物理的状態(20℃) | 液体 |
保管温度 | 室温 (15°C以下の冷暗所を推奨) |
避けるべき条件 | 光 |
外観 | 無色~うすい黄色透明液体 |
機能テスト(透明性) | 試験適合 |
絵表示 | |
注意喚起語 | 警告 |
危険有害性情報 | H315 : 皮膚刺激。 H319 : 強い眼刺激。 |
注意書き | P264 : 取扱い後は皮膚をよく洗うこと。 P280 : 保護手袋/保護眼鏡/保護面を着用すること。 P302 + P352 : 皮膚に付着した場合:多量の水で洗うこと。 P337 + P313 : 眼の刺激が続く場合:医師の診断/手当てを受けること。 P305 + P351 + P338 : 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 P362 + P364 : 汚染された衣類を脱ぎ,再使用する場合には洗濯をすること。 P332 + P313 : 皮膚刺激が生じた場合:医師の診断/手当てを受けること。 |
化学兵器禁止法 | 第一種指定物質 (原料物質) |
消防法 | 危-4-3-III |
文献
- Detection of white head symptoms of panicle blast caused by Pyricularia oryzae using cut-flower dye1
- Invasive growth of Aspergillus oryzae in rice koji and increase of nuclear number
【試薬】
・固定液(酢酸:エタノール=1:3)※用時調製することをお勧めします
・PBS
・70%エタノール(PBS希釈)
・30%エタノール(PBS希釈)
・染色液
・透明化試薬TOMEI(TCI製品コードT3530)
(サンプルが根の場合,PBSで希釈した20%TOMEI溶液)
地上部サンプル,地下部サンプル(根)で最終工程の透明化方法が異なります。
<固定>
1) 十分量の固定液にサンプルを室温(20~25℃程度)で,固定する。
(固定の時間はサンプルの種類や大きさに合わせて検討が必要です。シロイヌナズナの実生では,1~2時間程度が目安です。)
2) 固定液を取り除き,70%エタノールを添加し室温で静置5分間する。
3) 70%エタノールを取り除き,30%エタノールを添加し室温で5分間静置する。
4) 30%エタノールを取り除き,PBSを添加し室温で5分間静置する。
<染色>
5) PBSを取り除き,染色液※1を添加,室温で遮光にて静置する。
(二重染色の場合は,以下の洗浄後,再び染色洗浄のステップを繰り返してください。)
<洗浄>
6) 染色液を取り除き,PBSを添加し室温で10分間静置する。
7) PBSを取り除き,PBSを添加し室温で10分間静置する。
8) PBSを取り除き,PBSを添加し室温で10分間静置する。
<透明化>
*地上部サンプルの場合
9) PBSを取り除き,TOMEIを添加後,室温で遮光にて20分間静置する。
(透明化の時間はサンプルによって検討が必要です。)
10) スライドガラス上にサンプルをTOMEIで封入し,観察する。
*地下部サンプル(根)の場合
9) PBSを取り除き,20%TOMEI溶液を添加後,遮光し室温にて10分間静置する。
10) スライドガラス上にサンプルを20%TOMEI溶液で封入し,観察する。
※1:DAPI染色の場合は5μg/mLで30分,Calcofluor White染色の場合はそれぞれCalcofluor White M3R 1g/L,Evans Blue 0.5g/Lで10分が目安ですが,目的などに合わせて調整してください。
文献
- Three-Dimensional Imaging of Plant Organs Using a Simple and Rapid Transparency Technique
【試薬】
・固定液(4%パラホルムアルデヒド in PBS pH 7.0)※用時調製することをお勧めします
・PBS
・染色液
・透明化試薬TOMEI(TCI製品コードT3530)
・10%, 30%, 50%, 70% TOMEI(PBS希釈)
(サンプルが根の場合,20% TOMEI)
【操作】
地上部サンプルと地下部サンプル(根)で最終工程の透明化方法が異なります。
<固定>
1) 十分量の固定液にサンプルを室温で固定する。
(固定の時間はサンプルの種類や大きさに合わせて検討が必要です。)
(サンプルが地上部の場合は,真空ポンプやシリンジを用いて,固定液中で脱気を行ってください。)
2) 固定液を取り除き,PBSを添加して室温で5分間静置する。
3) PBSを取り除き,再度PBSを添加し室温で10分間静置する。
4) PBSを取り除き,再度PBSを添加し室温で10分間静置する。
<染色>
5) PBSを取り除き,染色液を添加,室温で遮光にて静置する。※1
(二重染色を行う場合は,洗浄後再び染色のステップを行ってください。)
<洗浄>
6) 染色液を取り除き,PBSを添加し室温で10分間静置する。
7) PBSを取り除き,PBSを添加し室温で10分間静置する。
8) PBSを取り除き,PBSを添加し室温で10分間静置する。
<透明化>
*地上部サンプルの場合
9) PBSを取り除き,10%TOMEIを添加後,遮光し室温にて10分間静置する。
10) 10%TOMEIを取り除き,30%TOMEIを添加後,遮光し室温にて10分間静置する。
11) 30%TOMEIを取り除き,50%TOMEIを添加後,遮光して室温にて10分間静置する。
12) 50%TOMEIを取り除き,70%TOMEIを添加後,遮光して室温にて10分間静置する。
13) 70%TOMEIを取り除き,100%TOMEIを添加後,遮光して室温にて10分間静置する。
14) 100%TOMEIを取り除き,100%TOMEIを添加後,遮光し室温にて1時間静置する。
(透明化の時間はサンプルによって検討が必要です。)
15) スライドガラス上にサンプルをTOMEIで封入し,観察する。※2
*地下部サンプル(根)の場合
9) PBSを取り除き,20%TOMEIを添加後,遮光し室温にて10分間静置する。
10) スライドガラス上にサンプルを20%TOMEIで封入し,観察する。
※1:DAPI染色の場合は5μg/mLで30分,Calcofluor White染色の場合はそれぞれCalcofluor White M3R 1g/L, Evans Blue 0.5g/Lで10分が目安ですが,目的などに合わせて調整してください。
※2:蛍光タンパク質の蛍光が弱くなる場合は,50%TOMEI処理後,60%TOMEIで10分間処理し溶液を取り除いた上で再度60%TOMEIで1時間処理し,60%TOMEIで封入,観察すると解決する場合があります。
文献
- Three-Dimensional Imaging of Plant Organs Using a Simple and Rapid Transparency Technique
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